「存在」
ソンザイ・ゾンザイ
構成する漢字
読み方
ソンザイ、ゾンザイ
各漢字の音読みを機械的に組み合わせた候補です。実在する語の正式な読みを保証するものではありません。意味と使い方
存在(英: Existence)は、実在性ないし「あること(being)」を有する状態のことであり、非存在(nonexistence)および非有(nonbeing)と対比される。存在はしばしば本質とも対比される。ある存在者(entity)の本質とは、その存在者にとって本質的な特徴や性質のことであり、それはその実体が実際に存在するかどうかを知らなくても理解することができる。
存在論は、存在の本性および形式を研究する哲学的分野である。単称存在(singular existence)は個別の存在者を指し、一方で一般存在(general existence)は概念ないし普遍としての存在を指す。時空間に実在する存在者は具体的存在を有し、数や集合のような抽象的存在者(abstract entities)と対比される。また、可能的・偶然的・必然的存在、あるいは物的・心的存在といった区分も存在する。一般的には、存在者は存在するか存在しないかのどちらかであり、その中間であることはないと考えられる一方、一部の哲学者は「存在の程度(degrees of existence)」があり、ある存在者は他の存在者よりもより高い程度で存在すると論じている。
存在論における正統派的立場は、存在とは二階の性質(second-order property)、あるいは性質の性質(property of properties)であるというものである。たとえば、「ライオンが存在する」という文は、「『ライオンという性質』が特定の存在者に属している」ことを意味するといえる。一方で、存在を一階ないし個物の性質とする見解もある。この考えによれば、存在は色や形といった、ほかの個物の性質と同様である。アレクシウス・マイノングおよびその支持者はこの見解に立ちながら、すべての個物がこの性質を有するわけではないと論じる。彼らによれば、たとえばサンタクロースは個物である一方存在はしない。普遍主義者はこうした立場を拒絶し、存在はあらゆる個物が普遍的に有する性質であると論じる。
存在の概念は、哲学史全体にわたって論じられてきており、すでに古代哲学においても重要な役割を果たしていた。これには、古代ギリシアのソクラテス以前の哲学者による哲学、 古代インドのヒンドゥー哲学および仏教哲学、そして古代中国の老荘思想が含まれる。存在の概念は、論理学、数学、認識論、心の哲学、言語哲学、さらには実存主義といった分野とも関連している。